最強の剣の作り方(3)
−理論的には作ることは可能です…いつの日にか!−
前回はヲタク心全開の剣がいっぱいでしたが、今回も多少ヲタク心が
含まれた剣が入っておりますので、念のため。
さて、材料面から見直してみて、実は物理型非エネルギー消費タイプの
剣というのは何も日本刀でなくてもいいと思ったのです。
しかしセラミックの剣じゃ折れ易すぎる。
オマケにダイアモンドも切れません(普通切れないだろ)
ダイアモンドも靭性が高くはないので剣には向きません。
ところが、ダイアモンドすら傷つける剣、作れなくもないかもしれません。
ただし、現在の技術ではダイアモンドとほぼ同等、もしくはそれより若干上が
限界となります。
しかし最終的には圧倒的に上になる予定です。
作り方のレシピをご紹介しましょう。
1.刀と同じように、芯となる素材を用意します。
素材はやはり鋼がいいんじゃないでしょうか?靭性高いんで。
刀型にした良質の鋼の芯の表面をざらざらにします。
2.その上に引っ張り強度が高い素材をコーティングします。
3.さらに引っ張り強度が高い素材の上に薄膜ダイアモンドコーティングします。
4.2と3を繰り返し、刀の形にしていきます。
5.ダイアモンドで研ぎます。これで完成。
黄金に輝く、ダイアモンドすら切り裂く可能性を持つ剣です。
これがあれば悪○将軍ですらびびります。多分。
これが立方晶窒化炭素(C3N4)なら完全悪○将軍死亡でしょう。
さらに炭化タンタル化合物の中にそれを超えるものも…
さらにこの剣、軽いです。女性でも問題なく扱えそう。
あ、この剣をネタにして小説家かれる方、別に問題はありませんが、
スペシャルサンクス:偽装研とくがわを入れていただけると大感謝です。
さて…あとは…ステルス系ソードですね。
刃先が相手に見えない。単分子ワイヤーなんかまさにそうです。
強度も半端ないです。ですが、この武器、致命的な問題があります。
自分には見えないと危ない。
指や手が切れちゃう可能性があるので危なすぎです。
もし光学迷彩ステルスソードなら、自分だけには何らかの方法で見える
(例えば紫外線波長を出しているなど)にしておかないと危ないです。
実はスターウォーズのライトセーバーでも同じ問題があるようで、
軽すぎるために素人が扱うと指ふっ飛ばしたりしえます。
ある程度実体がないと、逆に扱いづらいそうです。
そして、最後のエネルギー消費系ソードですが、こいつは恐ろしいレベルで
エネルギーを消費します。
だって刃先から各種粒子を噴出させるという設定ですから。
たとえば陽電子を噴出させて相手に押し当てると、反物質なのでそりゃもう
すさまじいレベルで爆発が引き起こされるでしょう。
もういい飽きたけど、これは最早剣ではない気がする。
中性子同士をぶつけ合ってそれを刃先からエネルギーの形で噴出させる、
これもありかなと。中性子同士の衝突もとんでもないことになります。
そして究極の中の究極なんですが…すでにネタにされていました(涙)
松本零士先生の「キャプテンハーロック」でハーロックたちが使っている、
重力サーベルの先端部位には、どうやらマイクロブラックホール発生装置が
ついている模様です。
でもそれならさ、それならさ、刃全体をブラックホール発生装置の集合体に
したらすさまじいことにならないでしょうか?
おそらくこの世に斬れないモノなどなさそうですが。
戦艦だろうが巨大生物であろうがバリアーであろうが空間ごと歪め切るので。
全体に発生させるのは大変でしょうけど…部分的になら…な…
ブラックホールを部分的に発生させる…そうか…!
かつて…あの形の剣は実際に戦闘目的だった!
しかし、あまりにも強大すぎたその文明が滅び…唯一その形だけが残った!
こんな風に!
(国宝:七支刀)
ひょっとしたらはるか昔、それも有史以前に上の様な形をした
ブラックホール、もしくは粒子加速剣で戦っていた剛の者が
いたのかもしれません。